現地調査
藤枝市にある田中城跡近くの立地にある、築39年の中古住宅。
建物は東西に長方形で日当たりが良く、建物前には広く庭が取れるとても良い物件です。
建物も大きく、学校が近くにあるため間取りは2世帯の完成イメージが沸きます。
家の周りをぐるっと一周できる庭付き。縁側でのんびり過ごす時間を想像しながら設計していきます。
改修部分と活かす部分の確認
中古住宅リノベーションはまだ使えるものは残す、趣や風情はしっかりと残しながら住みやすく、
時代に合った形を作り出します。
築年数が経っていても断熱・耐震補強をしっかりと施すことでその先も住み続けられる家づくり。
現在あるキッチンは築年数の古い戸建でよくある間取りのひとつ。
明るさは問題ないですが、隣の部屋と離れていて家事をしていると家族の様子が見えないので、そこが今回リノベーションでの改善ポイントになります。
和室の通し間は日当たりが良好でメインになる場所。
襖や障子を一旦全て外して、空間ボリュームを把握します。
陽光が差し込む縁側もあり風情を残したLDKがイメージできます。
広さも十分あるのでゆったりしたLDKになりそうです。
階段の天井にある造作部分は、可能な限り残して使いたいと思います。
玄関を入ってすぐ目に入るワンポイントのひとつです。
昔ながらの小さなバス タブに冷たいタイル床の浴室。レトロで目を引く床のデザインが素敵ですがここは断熱材を入れて断熱性をアップさせて雰囲気もガラッと変える予定です。
バスタブも広いものに変えたらくつろぎやすくなりそうです。
キッチン横にある窓から見える景色。大きなツリーに 青い空、庭の草木がちょうど座った目線にくるのを見て「ワークスペース」にぴったりというアイデアが浮かんできました。
造作で机を取り付け、仕事や勉強・趣味も捗る空間を作りたいです。