無垢材を使用した机や床のお手入れ
- asunaro-sekkei
- 5月9日
- 読了時間: 4分
📑 目次
🌿 無垢の木と暮らす ─ やさしいお手入れのすすめ
自然素材のぬくもりを長く楽しむために。
無垢の木の魅力とは?
無垢材は、一本の木から切り出した“本物の木”。
集成材やプリント合板と違い、木目や手触りが自然のままで、時間とともに色味や風合いが深まるのが特徴です。

🌳 無垢材のいいところ7選
1. 自然な風合いと温もり
無垢材は、木そのものを使用しているため、表面に木目や節があり、ひとつとして同じものはありません。見た目にあたたかく、手触りもしっとりとしてやさしいです。
2. 経年変化が楽しめる
時が経つほどに、色味や艶が深まり、“味わい”が出てきます。キズやシミさえも思い出として残り、「育てる家具」として愛着が湧きます。
3. 香りが心地よい
ヒノキやスギなどの無垢材は、天然の香りを持っています。森林浴のような効果で、リラックスした空間づくりに一役買います。
4. 調湿効果がある
無垢材は湿度が高いときには水分を吸い、乾燥しているときには放出する「呼吸する素材」。梅雨や冬の乾燥時にも、空間の湿度を自然に調整してくれます。
5. 断熱性・保温性に優れている
木は熱を伝えにくいため、床に素足で歩いてもひんやりしすぎず、あたたかみがあります。冷暖房の効きも良く、快適な住環境に。
6. 静電気を起こしにくい
化学物質を含まないため静電気が起きにくく、ホコリを寄せつけにくい性質も。アレルギー対策としても有効です。
7. 再生・修復ができる
表面にキズができても、削ったり、オイルでケアすることで再び美しく蘇ります。長く使い続けることができ、環境にもやさしい素材です。
🧼 日常のお手入れは「乾拭き」で十分
無垢の木は湿気を吸いやすく、水分に弱い素材。日々のお手入れは、乾いたやわらかい布やフロアモップでほこりを払うだけでOKです。
💡 ポイント:掃除機をかけるときは、ブラシ付きヘッドを使うと安心!

💧 汚れたときは固く絞った布でやさしく
水拭きが必要なときは、固く絞った布で。水分が木に染み込まないよう、拭いた後はしっかり乾かしてください。
📷 画像候補:
濡れた布を絞っている手
木の表面に水滴がついているNG写真(×マーク付き)
🪔 オイル仕上げの家具には「定期的な栄養補給」を
オイル仕上げの無垢材は、木が呼吸できる反面、乾燥しやすいので半年~1年に1度のオイル塗布がおすすめです。
オイルケアの手順:
表面のほこりを拭く
オイルを薄く塗る(布やスポンジ使用)
20~30分後、余分なオイルを拭き取る
しっかり乾燥させる(約1日)
📷 画像候補:
オイル缶(例:オスモ、リボス)と塗布している様子
Before / After の比較画像(木のツヤがよみがえる)
⭐️ウレタン塗装なら手軽に水拭きOK
表面にコーティングがあるウレタン塗装は、水や汚れに強く、扱いやすいのが魅力。ただし、キズや剥がれの補修は自分でやるのは難しいため、大きな補修は専門業者へ相談を。
📷 画像候補:
水拭きしている様子
ウレタン塗装とオイル仕上げの表面比較図
🔍 長く美しさを保つためのコツ
直射日光を避ける(色あせ防止)
コースター・ランチョンマットの使用で輪ジミ防止
家具の脚にフェルトを貼ってキズ防止
📷 画像候補:
コースター+グラスの写真
椅子の脚にフェルトシールを貼っている様子
経年変化した無垢材の美しい色味
🏡 木とともに育てる、やさしい暮らし
無垢材は、年月とともに表情を変える“生きた素材”。手間ひまをかけて手入れをすることで、家族の歴史とともに深みを増していきます。キズも、シミも、世界にひとつだけの“味”として、暮らしの記録になっていくのです。
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